わめき騒ぐなら、せめて宿題はしましょう

モスク建設賛否両派がデモ NY
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1317447&media_id=2

[1] 厳密にはモスクではありません。ムスリム系コミュニティセンターです。クラスルームやお料理教室用キッチン、多目的ホールなどがあり、その一部が礼拝ができる部屋になっているだけ。しかも礼拝の宗教は問わない部屋。普通の学校や会社でも、礼拝できるスペースを確保しているところはあるわけで、それもみんなモスクと呼ぶのかと私は言いたい。「グラウンド・ゼロ・モスク」という表現を押しているのはFOXであり、それをそのまま訳して使っているこの日本の記事はおかしい。モスクであってもなんの問題もないと私は思いますが、「モスク」という言葉を使って煽っている感が否めません。

[2] そもそも、同時多発テロを起こしたアルカイダイスラム教を使っているからといって、すべてのイスラム教徒がテロリストだと思っているのが間違い。知識不足からの見としかいいようがない。国内で起こったテロの大半はクリスチャンの白人のアメリカ人によるものであることも表記しておきたい。反対派の論理は、戦時中に関係ないはずの日系アメリカ人が、日系だから日本のスパイであるとみなされて、収容所に入れられたのと同じ理論。それは『間違った行為』だと一旦納得したはずなのに、恐怖に駆られて区別も付かずに偏見に走る、情けない。それに、一部のモルモン原理主義者の話題があがると、普通のモルモン教徒全員が一夫多妻制だとかよくも知らないのに言う人がいるけど、それくらい次元の低い反対派の議論に首をかしげる

[3]反対することは「テロ戦争」を「宗教戦争」として正当化するアルカイダの議論をバックアップすることになる。同じレベルに落ちてはいけない。ここでこそ、イスラム系コミュニティセンターの引越しを認め、アメリカの憲法で認められている「宗教の自由」をかざしてアルカイダよりも崇高な社会理念を持っていることを強調するべき。

[4] すでに近くにモスクが既存している。それよりも遠いところにこのコミュニティセンターを移すべきというのはおかしい。仮にこれがモスクであっても同じで問題はないはず。それにモスクは全米にある。ユタにだってある。


よう調べもせんと、勘違いにはき違いしたまま、反対しよるで。
反対派は議論にもなってない。
アメリカは時事問題に関する教養もないのに騒ぎたがる20%の市民のおかげでどんどん足を引っ張られている気がする。