やっとスキーヤーになれた

お久しぶりです。
ユタに引っ越してきてから、スキーを長いことしたことがありませんでした。初めの3・4年は学生だったので、そんな時間もなければお金もないので『もったいない』という日本のスキーヤーのツッコミもそれでかわしてきました。

さあ社会人になり、そういう言い訳もできなくなりました。
でもまあ高いですからね、ひとり暮らしの間はやっぱり行きませんでした。

やっと重い腰を上げたのが、三十路を目の前にしたある秋。
一家でスキーを楽しまれる友人ご夫妻とお子さんたちに便乗させていただきました。

ご夫婦に付き合っていただき、教えてもらったのですが、なかなか怖い、と思ってしまう気持ちがぬぐえず、こけまくり。

後日自分でそのスキー場に戻って、グループレッスンを2回受け、やっと楽しくなってきたところで、2年間また行きませんでした。

先月、日本から大学時代の先輩がたずねてきてくださり、スキーヤーのその先輩とリベンジしてきました。

初めて初心者用じゃないリフトパスを買い、スキー場全部のリフトも攻略しました。

始めは力んじゃってすぐふくらはぎが痛くなったりしたんですが、先輩のアドバイスの下、段々と体に無理な負担をかけずに滑れるようになってきました。

教えていただいたポイントは、まず体はリラックスさせること。緊張と恐怖感でガチガチでは、ターンに必要なスムーズな体重移動もできません。

そして、スネに重心を少し預けるように心がけ、足の重心はかかとではなく先の方。まっすぐ立たないで前かがみになる方が、コントロールを保持しやすいこともわかりました。

ちょっとでもまっすぐ立ってダラダラしちゃうと、重心がかかとに行き、自分ではコントロールできない感じになり、それがまた怖くなり、そしてパニックになっていくんですなあ。

コツをつかむと、そんなに足腰疲れないよ、というアドバイス、本当でした。2回目のスキーの日、一回ランしただけで、土踏まずやふくらはぎが痛み始めたのですが、上記のポイントを自分に言い聞かせるようにしたら、痛みはおさまりました。

スキーって恐怖心との闘いでもあるんですよ、初心者にとっては。
怖いって思っちゃうとこけます。そんな感じがします。

というわけで、スキーは毎年行こうと思いました。
高いですけど、1回はね、行っておきたいです。
あ、でも1回じゃ上手にはならないか。