Them Crooked Vultures @ Las Vegas

hashitan2010-04-16


ラスベガスまでライブ遠征に行って参りました。


さあHard Rock Hotel & Casinoにやって参りました。
土曜日の夜とあってものすごい人。
Hard Rock Hotelなのでさすがに音楽もロック。ロックっぽいファッションも断然に多い。

*Them Crooked Vultures(ゼム・クルケット・ヴォルチャーズ)とは、John Paul Jones (Led Zeppelin)がベース、Dave Grohl (NirvanaFoo Fighters)がドラム、Josh Homme (Queens Of The Stone Age)がギター&ボーカル、そしてAlain Johannes (Eleven、QOTSA)という素晴らしいセカンドギタリストを加えた世代を超えたまさに夢のバンド。

円形になっているカジノフロアからウイングがそれぞれのびているような作りなのですが、人が多くてわけわかんない。迷う迷う。開場のThe Jointのサインが人ごみで見えなかった。

もちろん喫煙ですが、あまりタバコの匂いしないんですよ。
あとでいろんなカジノを回ってみてわかったのは、新しいモダンなホテルは空調がすごくいいのかタバコの匂いがしません。これビックリよ。

やっとたどり着いた会場。
フロアの後ろの方に段々になっててレールが着いている場所があり、背の低い私は真正面のレール前を陣取り、Dさんはサウンドボードのあたりやフロアの前の方を散策。ってか意外と人少ない。少ないってわけじゃないか。もっといっぱいいっぱいだと思ってた。

始まる直前、私のところに帰ってきたDさんは前の方に行こう、と私を引っ張っていったのですが、やはり中盤から人がずれて動いて、結局すげー背の高い人の真後ろになってしまいました。泣き顔
でもいい音さえ聴こえたらいいので目をつぶって聴いていたら、隣のお兄さんが肩をツンツンとつついて「僕の前ちょっと空いてるからココに立ってみなよ」優しく譲ってくださいました。ぴかぴか(新しい)

そしたらソルトレイクレコード屋のお兄ちゃんたちに出会いました。べガス在住の友達と合流しようとフロアを探してたら、私たちがその友人のすぐ隣に立っていたというではないですか。ウケた。

さてさて、セットリストはこんな感じ。

Elephants
Gunman
Scumbag Blues
Dead End Friends
No One Loves Me & Neither Do I
Highway One
New Fang
Bandoliers
Interlude With Ludes
Caligulove
[Alain Johannes Solo]
You Can't Possibly Begin To Imagine
Spinning In Daffodils
Mind Eraser, No Chaser
Reptiles
Warsaw or the First Breath You Take After Give Up

どうですか。
2時間みっちり。アルバム全曲プラス新曲2曲(Highway One, You Can't Possibly Begin To Imagine)。聴き逃しがないというのがものすごい嬉しい。このアルバム、ほとんどの曲がシングルに選ばれてもおかしくないグレード。一番好きな曲は?という質問に答えるのが非常に難しい。

しかもジャムセッションっぽい箇所が加えられた楽曲が多く、長い!ボーナス!
Scumbag Bluesでは、Johnのベースソロがちらりと披露され、Joshがすげー嬉しそうにギターで呼応するところがイイ。

Josh、日焼けで顔がピンクです。(色白だからね)そしてピンクのシャツだよ。すげーピンクピンクしてはる。(笑)前日がコチェラだったので、野外にいて日焼けしたのかな?あれ?でもトリだったからもう暗くなってたはず・・・。しかも彼は赤毛エルビスって呼ばれる人だから、もう真っ赤っかですよ。w 「あーあ、日焼け止めくらい塗りなさいよ」と突っ込みたくなるほどのピンクっぷりでした。でも男っぽい人だからね、日焼け止めなんか塗らないのよね、きっと。ピンク着てても勇ましいから不思議。

Elephantsは確か、このバンドの情報が出始めたときにTeaserとして初めて聴いた曲。生はやっぱりすごい。壁に頭打ち付けたくなるくらいすごい。そして、私も含めた観客が叫ぶのは♪I slick back my head you know the devil is in there!♪

Gunman、いいわー。こんなヘビーなのに踊ってしまう。そしてDaveさん、ドラムマシーンというより、ドラムモンスター!

Dead End Friends、ものすごい好き。なんでこれがシングルにならなかったのか本当に理解できない。肩を交互に前後揺らす、いわゆるシミーってやつですか、それをやらずにはいられないグルーヴ感がたまりません。
踊れるハードロックってQOTSAもそうだけどTCVも例外じゃないなあ。女性に訴えるものがある。

Bandoliersはすんごく美しいBreak-Upソング。「If that's the way has to be」って箇所はライブでは歌わないのね。残念。でも生で聴けて幸せ。幸せと言えばCaligulove。イイ。特にいい。

Joshはマッチョに見えて実はロマンチストだなーと歌詞を聴いていてつくづく思う。そういうギャップがたまらん。

今日はJoshは後ろのポケットにバンダナ入れてないなー、あれなんだろー、と思ったら、なんと黒い革の手袋。Interlude With Ludeでギターを降ろしたかと思うとおもむろにその手袋をはめ、マイクを握り、クネクネしながら歌う。(苦笑)「I hate to be the bad news....but I am」ってところがおもろかった。

Alain以外がステージをはけ、ものすごいブルージーなギターソロコーナー。すごいね、あの人。あんなことできちゃうんだ。ギター1本で圧倒ですよ。ステージに戻ってきたJoshは「あれが自分もできると思うならやってみな。俺は無理。」と絶賛。

Spinning In Daffodils、Dさん大好き。なんだか催眠術にかかるような圧倒感。すごいです。そしてMind Eraser, No Chaser。キター。開場はDaveの歌う呼応パートの合唱状態。w ♪All I wanna do is my mind erase♪

Joshが「今日はアンコールないから」というと開場が「ノオオオオオ!」と大反対。でもね、「もう全部やるから今日は!」というお答えに歓声。そしてアンコールがどうもこうお約束みたいな感じがして好きになれないと。やるんならその分も含めて全力でやるからというのが彼の説明。

最後のWarsawはなんでだか知らないけど「The First Breath You Take After You Give Up」とJoshによって紹介されました。Austin City Limitsやほかのヨーロッパ公演では「Warsaw」と紹介してたのに。あれかな、ポーランドの大統領が飛行機事故で亡くなった直後だったからかなあ。(Warsawとはワルシャワのことです。)そしてこれがジャムセッションみたいなパートが入ってて長いんだ!アルバムでも8分近いですが、15分くらいあったかもしれない。幸せ。ハート

この曲、QOTSAでいう「Fun Machine」みたいな感じです。曲調が変わって3曲くらいが合体して1曲になったみたいな。そして私、Warsaw始まるとクネクネ踊りだしてしまう。バーレスクダンサーになったら私のテーマソングはこの曲で。(笑)昔ジャズダンスやってたノリで振り付け考えたくなってしまう。(笑)

そしてWarsawが終わると、Daveが奥にすぐ行ってしまい、残されたメンバーが前に出て並んでも出てこず、しかたなく3人で肩組んでお辞儀して終わりました。うれしい顔Daveさんきっと段取り忘れちゃったのね。

ヒールでぴょんぴょん飛び跳ねてたので足を痛めてしまいましたが、それはそれは幸せな2時間でございました。爆音なのにいい音響。The jointはいい会場だなあ。

日焼けがすごいJoshやライブの写真がみれます;
http://www.flickr.com/search/?q=them+crooked+vultures+las+;vegas#page=0

ぜひオフィシャルサイトでも視聴してみてくださいませ。
www.themcrookedvultures.com