人生を変える体験になるはずが・・・

■破綻の留学仲介大手、留学費1300人分ほぼ送金せず
(読売新聞 - 10月02日 03:17)

かわいそーーーー。
語学学校や大学側は、学費が支払われていないかぎり、学生を拒否できますからね。するとすでに留学先にいる被害者は、学生ビザも無効になって国外退去命令(たぶん1ヶ月以内)が出るはず。

学生ビザを取得するときも、家の銀行口座の残高の書類を英語にして提出しないといけないんですよ。なのでもうこの会社に払ってしまった親御さんの中で、もう一度同じ学費が出せない方はこれから自分で手続きやって留学しようったって難しいわけです。

私は、「お金がかかるから」という理由ですべて自分で調べてパスポート申請、ビザ申請、入学申し込みなどやりましたが、それも実は先に来ていた兄に「これから英語勉強したいっていう奴が、自分で手続きしないでどうする、辞書引いてでもやれ」とお尻を叩いてくれました。

まだネット上にそれほど情報がなかったので、情報集めは基本的に電話。大使館からファックスで申請の仕方を取り寄せたり(巻物ができるほどのマニュアルがきた)、兄が直接資料を手に入れて日本まで郵送してくれたりしました。

留学したい学校と自分の間に、仲介企業を入れれば入れるほど、値段はガンガン高くなるもんだそうで。

「はじめから自分でやればよかったのに」という厳しい声も聞こえますが、プロにまかせてチャッチャとすすめたい気持ちもわかるし。

そして何より、この会社が悪いんですよ。
被害者がこのサービス利用したからといって「同情しない」とか言うのはちょっと酷じゃないですかねぇ。


だって言葉もわからない自分の知らない世界に飛び込むんだもの、そりゃ怖いよ。手続きは自分でできたけど、ここまでくる途中の乗り換えの空港で、私怖くて怖くて、同じイスに座って、ひたすらウォークマン聴きながら(カセットw)5時間座り続けてたくらいだもの。空港内のアナウンス全然わからなかったし。

というわけで、すんごい同情してます、被害者のみなさんに。
人生を変えるかもしれなかった留学計画自体がオジャンになってしまった人も多いと思う。


なんとか救済措置はないもんなんでしょうか。
ただ遊んでいたい学生も存在する中、もっと勉強したいっていう学生の夢をこんな形で打ち砕いたこの会社が、実際留学した者として許せないっす。

刑事裁判になって欲しい。