人生の分岐点?!

Dさんと私は結婚して丸4年が経ち、これまでソルトレイク市内の4プレックスといわれるスタイルの住宅に住んできました。通勤時間10分!4プレックスとは、小さめの平屋のデザインの家が背中合わせ、そして2段重ねになっているような建物で、正面に上下2軒、裏手に上下2軒住居があるという具合。

アパートと一戸建ての間のような感じでしょうか。

さて、まわりでは友人が次々と出産ラッシュ。私たちの番はいつかとよく聞かれるようになりました。

いままで「赤ちゃんの予定は?」と聞かれて答えていたのが「Someday.(いつかね。)」という返事。ところがここ1年ほどは自分達も実は結構その気になってきているのです。

がしかし、今の住居はちょっと小さい。そして近所によからぬ親たちがいてですね、ちょっとここでは子供はまだ持ちたくないんです。ある程度大きくなってしまえば、子供のお友達は親は選べないわけですから、そのへんが心配なわけです。

というわけで、去年から私は「広い住居に引っ越さないと、妊娠は考えません」宣言を出したわけです。(苦笑)

でも今より広い一軒家なりアパートなり4プレックスなりDuplex(家が二つくっついている)を借りる家賃と、分譲マンションあるいは一軒家を買うローンの月々の支払いと、そう変わらないので、投資ということも兼ねて家購入を検討してきました。

何軒くらいみたかなあ。15くらい?
その中で条件・値段ともに際立つ物件がありました。

エリアはソルトレイクの西側のごくやや荒れた移民家庭が多いエリア。お隣さんはちょっとコワモテのおばさん。
でもこれまでオープンハウスを繰り返してきた売り家を代表するエージェントによると、感じのよい人ばかりだというのです。

しかも、私たちが住んでいるエリアは今でこそ人気のあるスポット(私たちじゃ手が届かないエリア)ですが、10年15年前はやや荒れているといわれていたエリア。この目をつけた家があるエリアも、年々家の値段は1千万単位で上がっているし、将来人気エリアになる確率も高い、と。なんせダウンタウンから近いんだよね。車で10分もかからない。というわけで、渋滞をかいくぐって通勤する必要がない。バス通勤も可。これからガソリンは高くしかならないわけだし、郊外に住むより私たちはこのへんを重視したわけです。

Dさんは近所の人は感じがよいという話を聞いて、「そりゃ向こうそういうよ」と疑っているようですが、そのエージェントと交渉中の私たちのエージェントによると、これまでやり取りしてきて、そのエージェントが法を犯してまでそういう嘘を言うとは思えない、というのが彼女のエージェントとしての本能らしいのです。

私たちのエージェントは以前から親しい友人で、信頼はここは厚いわけなんです。

まあ長い話が、折り合いをつけて、オファーを返しましたとさ。
受け付けられたらこれから、家の検査・査定をして、来月半ばまでなら手付金を失わずにオファーをひっこめることができるらしいです。

受け付けられなかったら、「はじめに戻る」ごとく、やり直しさ。
ま、それでもいいや、くらいの気持ちでお返事を待ちたいと思います。