ユニバーサル・ジャイアン

お前の物は俺の物。
俺の物は俺の物。

昭和の名言集に入れたい、そんな名ぜりふ。
どうやらこれは普遍的なコンセプトであるようで、アメリカにもいるんだ、ジャイアンは。(笑)

在学中に借りっぱなしにしてた約20冊の本を、そのまま自分のものにできると思ってた人がいたり・・・。(笑)
「あの〜そのままキープしたいと思っているんですけど。」って!(笑)面白いよ、あなた!

どうやら借りっぱなしで図書館からの通知類をことごとく無視してきてしまったようで、それらの本は失くしたことになっていて、その代金が彼のアカウントに加算されていました。延滞料や手数料を合わせるとものすごい金額。20万とか。

本は返したくないけど、本の代金は払いたくない、というのが彼のポイントらしい。

「じゃあアマゾンとかでわざわざボクが買わなきゃいけないんですか?」って驚愕としながらおっしゃるんですもの、おばちゃん困っちゃう。

『自分が欲しい本は自腹じゃなくて図書館が払うべき、図書館の本は俺の本』で済む、と思ってたんだろうなあ。好きな本を勝手に自分の物にできるようなお金は学費には含まれていないのだけど・・・。(そんなことしたら蔵書がスカスカになっちゃうしネ。)

図書館っちゅーコンセプトがもともと「借りる」ものであるということを、なんでもただでオンデマンドな図書館サービスに慣れている現在の学生は、忘れているんでしょうか。

みんなで本をシェアするのが図書館さ。
独り占めはいけないのよぉ、ジャイアンっ。
いやいや、ビックリしたけどなんか面白い利用者さんでした。