最初のバレンタインでフラれた思い出

ほろ苦い思い出を今日はご紹介しましょう。

小学2年生だった当時の私は近所に女友達がいなかったので、近所の男の子や兄と外で野球をやっているような、男勝り、英語で言うトム・ボーイというやつでした。

放課後に遊ぶメンバーで友達が決まるので、学校でも同じで女友達よりも男友達が多かったような気がします。

その中で特に仲がよくて一緒に帰ったりお家に遊びに行き来したりしていたS君がいたんです。S君はいまでも不思議と顔をはっきりと覚えているんですが、背は小さめでサッパリした性格の子。

もちろん、男女の区別も何もない子供同士としての付き合い。

ところがバレンタインデーというイベントのことを知った私は、その波に乗って「恋の真似事」のようなことを急にしたくなり、コンビニで200円のハート型チョコを購入。
赤い包装にハート型に透明な窓があり、そこからそのやすっちいハート型チョコが見えている、一番安い義理チョコのたぐいです。

バレンタインデー当日。
上げる相手をS君に選んだ私は、赤いランドセルにそのチョコをしのばせ登校したわけです。誰もいなくなってから帰り道にS君に渡そうという計画でした。

いつも一緒に帰るときは、偶然一緒になるから一緒に帰るだけの仲だったので、それをどうやって確かに一緒に帰れるようにできるのか悩んだ末、小2の私は何を血迷ったのか「今日は一緒に帰ろうね」などとS君に対して口走ってしまいます。

バレンタインデー当日に初めてそんなことを言うもんだからS君にバレバレ。

突然ぎこちない雰囲気になり、放課後やはりS君の姿はどこにも見つからず、寂しい想いをして家にチョコを持ち帰り、こっそり自分で食べ、家族にも知られないままこの件はまるで「なかったこと」のように7歳の私の意識の中で決着がついたのです。(笑)

ああ、かわいそうな私。(苦笑)


でも当時の私は女の子らしくもなかったし、太ってたから、S君にとっては迷惑だったんだろうなあ。S君元気かなあ。そしてS君のお母さんも元気かしら・・・。

久々に思い出したので書いてみました。お粗末。