ユタに出没・日本野菜

湿気の多い日本と比べて正反対のカラッカラ乾燥地帯にあるユタ。
そんな中、やっぱり日本の野菜類は手に入りにくいものです。

普通のスーパーで見かける日本の野菜は、白菜(Nappa Cabbage[菜っ葉キャベツ])、大根(Daikon Radish[大根ラディッシュ])など。しょうがもあるけど繊維が多すぎて使いにくいし。

アジア食品屋さんに行けば、もちろんもっと日本の食材が手に入ります。
シソを自分たちで育てて売っているお店もあるし、どっから手に入れてくるのか菊菜やしいたけやえのきが、かなり安めのお値段で売っている店もあり。

そんな中、どうしても見つからなかったのが、かぼちゃ。
Dさんがおととし日本で食してから大好きなんです。
ところがこの夏から、普通のスーパーでもアジア食品屋さんでもかぼちゃを見かけるようになりました。Kobocha Squashとして売っています。

Dさん大喜び。てんぷらやパイにして食べるのが好きです。
「あとはサツマイモだね」と、またまた日本で出会って以来とりこになっているサツマイモを恋しがるのです。

「そろそろシーズンだし、意外に今年売ってるかもね」とは言っておいたんですが、収穫はありませでした。ところが、こないだおすし屋さんに行った折にDさんが頼んだ野菜のてんぷらに、どう味わってもこれはサツマイモだろう、というものが入っていたんです。

さて昨日、チューターの帰りにいつも行く韓国食品屋さんにお米を買いに寄りました。
お米だけはいいものをこのお店で買います。カリフォルニア産こしひかり「金米」があるからなのです。

ウロウロと歩いていると、あ、ここにもかぼちゃ。
そしてなんとその横にはサツマイモらしきものが入った箱が。
でも形がいびつでいまいち不安。

なのでひとつだけ購入。
帰宅してサツマイモを高々ともち上げて「どうだ、いいもん見つけてきたぞ」とDさんに功績を讃えてもらうべく、腰に手まで当てて宣言したのです。
Dさんはあまりの形のいびつさに、少々疑い気味。
しばらく手にとってみてから、「うん、こりゃサツマイモだ」と嬉しそうに言ったのでした。

やっぱてんぷらかな、サツマイモは。