鈍感にも程が・・・・・

今回私が日本に1週間帰ることは、もう何ヶ月も前から上司に伝えてありました。
私がいない間に例の同僚のおばさん、Rさんが上司をプリプリ怒らせる出来事があったそうです。

Rさんは私が日本に行く数日前になって、上司に私がいない翌週に2日休みが欲しいと突然言い出したんだそうです。それも、上司のところにきてお願いしにきたわけではなく、Rさんが興奮気味に誰かと電話をし終えたところに偶然上司が通りかかって、「何かいいことでもあったの?」と声をかけたところからはじまりました。

上司としてというよりは、友だちの感覚でそう声をかけたらしいんですが、その問いかけにRさんは、カリフォルニアにいい仕事があってその面接に行くとこになった、と言うんです。

「は?」

上司は唖然。理由は
1.自分の上司にためらいもなく今の仕事が嫌いだから転職を考えていることをカジュアルに言った。
2.人手が足りない翌週に2日間もの休みを直前になって要求してきた。しかも転職の面接のために。
3.休みをとってもいいかも上司に訊かずに、勝手にカリフォルニアでの面接の約束をした。

水曜日と木曜日を休んで金曜日は仕事に戻ってくる、という約束でした。
ここまでは、私も出発前に聞いた話。

その後どうなったんだろうかと気になっていて、日本から戻ったあと出勤してみたら、さらにお怒り。どうしたんですか?と訊いてみると、なんとRさんは金曜日も出勤しなかったんだそうです。しかも月曜日に遅れてくるという電話が朝ありました。

木曜日にメールだけがあって、今日またふたつ目の面接を受けることになったから、金曜日は出勤できない、という内容だったそうです。

でも上司は、周辺地区の大学図書館の求職情報は彼女が水曜日に受けた面接の仕事しかないことを知っていたし(大学図書館での求職情報はしばしば共有されます)、月曜日に遅れる理由が日曜日の夜に戻ってきたばかりで、疲れているから、って本人がいったそうなんです。

上司は私に向かって、「同じ仕事で突然2回面接があるなんてないし、他に求職出てないし、日曜に帰って来たっていうし、カリフォルニア観光するために嘘ついたことなんかわかるわよ」って言うんですよ。そりゃプリプリ怒りますよね。あせあせ

本人がしかもその日一日中いろんなひとに、どんだけカリフォルニアが美しくてすばらしいか話してまわってんですよ。(笑)

エキセントリックな人だとは思っていましたけど、ちょっと今回は行き過ぎかなあ。
しかも上司に面と向かって図書館が嫌でたまらんというような事を平気で言ったんだそうです。本人はあくまでも図書館が嫌いって言ってるんでいいと思ってんでしょうけど、結局それって「今の仕事が嫌い」って自分の上司に言ってるのと同じことじゃないっすか?あせあせ(飛び散る汗)

私は「あーそうでしたかあ、大変でしたねえ。」と言いつつ、上司が気の毒に思えて仕方がなかったのでした。

しかも、しかもですよ。
面接に出発する前日に、図書館内のおエライさんだと知らずに粗末な電話対応をして、上司に迷惑をかけてしまったとか。おエライさんだからとかじゃなく、電話かけてくる全ての利用者にもしちゃいかんだろういう態度だったそうです。

彼女の電話対応は、前から問題だったのですが、ここ数ヶ月かなり改善してきていたので、なんででしょうねえ?と上司に言ったら、「嫌々やってる仕事で、しかも新しい仕事で雇ってもらうつもりでウキウキしてたんだから、もうどうでもいいって態度だったんでしょ?」

新しい仕事が全てを解決してくれると思ってるみたいよ、と冷淡に上司は付け加えてから、「もー、私が対応したころにはAさん(おエライさん)カンカンだったんだからー。」

「ありゃー、そりゃ大変でしたねえ」と同じ相槌をうつ私。(苦笑)それしか言えないですよ。もう。
電話に出るとき、「この利用者の問題を解決しよう」という態度ではなく「この電話を1秒でも早く切ろう」という態度を持っていると、ちゃんと相手には伝わるもんですよね。

鈍感なのかなあ、Rさん。
見え透いた嘘ついたり、そういう態度が電話対応に出ていたり、上司に向かって仕事が嫌いでしかたない、というようなことを言ったり・・・。
Rさんの謎は深まるばかり。

「で、面接どうだったんでしょうね」という私の質問に上司は「あー、本人は採用されないと思ってるみたいよ」と返事。確かに2週間経った今でも、別に彼女が本当に去る気配はない。でも彼女の雰囲気は以前にもましてネガティブ。

今では何事もなかったかのようです。
今週はRさんのバイト君がお休みでした。バイト君が毎日こなさなければいけない仕事もやらねばならなかったRさんは毎日ヒーヒー言ってました。もちろん部署全体で手伝いましたけども。これでちょっとは、上司が彼女と私の分もやらなければならなかった週があったことを考えてくれればいいんですけど・・・。

これ雇われてたら即日辞めてたんだろうなあ、Rさん。1ヶ月か2週間前には辞める折を伝えるのがこっちでも常識ですけど、Rさんはそんなこと考えないもんなあ。前科あるし。w

「立つ鳥跡を濁しまくり」でも構わないっていうその態度が、彼女の鈍感さの表れなんでしょうねえ。常識がないっていっても、彼女ももともと外国人(ウクライナ出身)だしなあ。しかもソ連時代に育ってるし。

でも上司はRさんに辞めて欲しくはないんですよ。仕事は一応出来るし。今彼女に去られたら、図書館内でダウンサイジングされた人の中からしか雇えないんですよ。絶対Rさんの仕事なんか勤まらないであろう人しかいないし。

はてさて、Rさんに職場でもっとハッピーになってもらうにはどうしたらいいでしょうかね。
ポジティブ思考で頑張ります。