アイダホ〜モンタナ〜ワイオミング旅行その2

hashitan2007-08-09


〜これまでのお話〜
7月27日金曜日、朝7時から11時まで働いてアイダホへ出発したDさんと私は、Twin Fallsで友人J君と合流し、その夜念願のQueens Of The Stone Ageの公演を2年ぶりに体験し、ライブ後にJosh Hommeにサインをもらい、Eagles Of Death MetalのJesseにまでサインやハグをもらうオイシイ目に遭う。

<7月28日土曜日>
深夜に2時間かかってTwin FallsのJ君の自宅まで戻ってバタンだった私とDさんとJ君。それでも9時にはおきて朝ごはんへ出発。
場所はローカルで人気のある「バッファロー・カフェ」。
私はサワークリームが入ったその名も「アイダホ・オムレツ」をいただく。ハーフサイズを頼んだのに食べきれないくらい多い。w

前夜にJosh Hommeに腕を触られながら「ソルトレイクから来てくれてありがとう、ハニー。」と言われたのでまだ舞い上がっている私。頭の中で何度もそのシーンを繰り返してはニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤニヤ。

そんな私をよそにDさんとJ君は音楽の話やJ君の仕事の話などで盛り上がる。J君の自宅に戻ってさあ私たちは次の目的地へ出発だと思いきや、ふたりの話がなかなか終わらず、結局玄関先で1時間近く立ち話をする。Dさんはいつもこういう「長いサヨナラ」をする人だ。

28日土曜日のこの日は、(Queensは昨夜のうちにバスで移動)すでに今夜モンタナのMissoulaで公演予定。Dさんが私のアドバイスを無視したためチケットは売り切れてしまった。挽回したいDさんはそれでBillingsまで足を延ばすことにしたのだ。

Billingsでの公演は29日。28日の今日は移動日もかねて、RexburgのBYUアイダホ校に通うDさんの甥のダグを訪ねる。Rexburgで予約しておいたホテルについてチェックイン、駐車場で荷物を降ろしていると向こうからダグらしき青年が歩いてくる・・・!

「なーんだ、今留守電残してたところだったのに。」

ちょうどそのホテルは彼の下宿とジムのちょうど中間にあったのです。ジム帰りに偶然バッタリと私たちを見つけたというわけ。一緒に映画とご飯でもという話だったのだが、急遽これから彼はバイトに行かなくてはならなくなってしまった。仕方なくしばらく話し込んで、仕事がもし切りあがったら電話してくれ、と頼んで一度別れる。

Dさんと私は前日劇場公開されたばかりの「シンプソンズ」の映画を観に行く。予想以上に面白かった。「そこまで期待してなかったのか?私」と思うくらいおもしろかった。

さて映画が終わってもダグからの連絡はなし、Rexburgをしばらく車で散策。晩御飯を食べる場所を探す。ローカルらしいビザレストランで食事。その後部屋に待って連絡を待つものの、前日からの疲れで22時には寝入ってしまう。

<7月29日日曜日>
7時起床。シャワーを浴びて用意が出来たところでダグに電話。一緒に朝ごはんに行こうと誘うが、今日は今から教会に行くのだという。夏休み中どの女学生が街にまだ残っているのか偵察にいきたいらしい。(笑)ダグは彼女が欲しいのだ。それもそうだ、彼は健康な22歳の青年。高校生のころから軍隊に入りたいと言っていたかれは、本当に高校卒業したあとに陸軍に入り、コソボで2年活動して帰ってきた。今はアクティブではないけど、いつイラクに呼ばれるかわからない身だという。

RexburgはBYUの町だけであって、学生はみんなLDS(モルモン教)。なんと女学生たちは、LDSの宣教師活動から戻ってきた、いわゆるリターン・ミッショナリーにしか興味がないらしく、どんだけオヤジだろうが禿げていようが、宣教活動をして帰ってきた男性が優先され、ダグのような美青年をなかなか相手にしてくれないんだそうです。なんたることでしょう。ミッションはミッションでもこっちは軍隊だったんだからさ、ちょっとは点数あげなよって部外者の私からはみえるのであった。

その後昨夜見かけた昔ながらのダイナー(Diner)へ。アメリカの朝ごはんっていったら大体はこういうDinerに決まってるもんね。それがまたフレンドリーでキレイでいいところ。昔のガソリンスタンドがテーマで、店内にはアンティークものの昔のパンプやアルミ製のポスターが。
常連と冗談を言い合うお下げ三つ編みの気さくなお姉さん。

この日は1日この後ひたすらBillingsへ向かってドライブ。16時には到着。ホテルに予約はしていなかったが、Rexburgで泊まったホテルと同じ系列に入ってみると、すんなり部屋が手に入る。ちょっと休憩してから着替えてさあ会場探索出発。

つづく。