日本旅行記その2

10月3日

10時には起きる。
ドンクのパンを朝食にいただく。うまい。

なぜならば、私はシングル3部作の最後をまだ手にしていない⇒踊りを覚えていない⇒今日のライブでは隣が踊りに厳しい親友Mさん(通称ねーやん)⇒マリさんファンのねーやんの横でミナコさんの合いの手が入る振り付けをやらねばならない⇒まだ練習してない⇒叱られる(笑)

NはNで、ミナコさんのバージョンだけ練習していたのに今日は都合上マリさんのバージョンになるので、ふたりで朝から必死に練習してみる。(笑)

こういうところをこだわっている私たちはまったくもってオタクである。

準備を始めるが、計画通りにお団子などできる髪の長さでない私。
ここで、おしゃれ野郎のNが自分の技術を駆使してアップスタイルにしてくれた。そして化粧もしてくれた。「夕方五時からご出勤?」ってくらい濃いぃーーーやつを。
おしゃれに興味をなくしつつある自分に渇を入れたくなった。

会場外で、いろんな人と9年ぶりに再会して、感激した。
妊婦になって現れた子もいた。胎教にはいいに違いない。
さすが、「米米再会感激祭」。

1曲目でいきなり今朝覚えたばかりの曲。
頭がマッシロになり、振りが全然出てこない。
だがしかし、練習してきたはずのねーやんも意表を付かれて踊りが出てこない。(笑)サビ部分だけとりあえずこなす。

2曲目で93年あたりの定番曲。
9年ぶりにこの踊りをスタンドでやりながら、ステージでも同じ踊りをしている米米を見て、涙が出てくる。
信じられない、とにかく、信じられない。
こんな夢を見て、起きてはシューンとすることが、この9年間で何回かあった。今度は夢じゃなかった。横を見ると、ねーやんもNも涙している。
ねーやんがハンカチタオルを貸してくれた。

席は、ステージからすごくみえるスタンドだった。
ミナコさんもマリさんも、幾度となくこっちに気がついてくれたようだった。そりゃ3人そろってナツカシの衣装。しかも目立つ色。
「あ、今こっち見て振り返ってこっちまた見た!」と思った瞬間、3人とも同時に顔をあわせた。
連続徹夜とかの疲れが飛んだ。
あとで「あれ、懐かしかったね」ってシュークの会話に出たりしたらいいなあと思う。

一緒に観た妊婦Kちゃん、ピョンピョン飛び跳ねる踊りがある「狂わせたいの」が始まったとたんに、私ども3人から「飛んだらあかんで」と一斉にツッコミを受ける。(笑)

会場を出たらなんと22時を回っていた。
ライブが3時間くらいあったということか。

急いで着替えて電車で神戸に帰る。
乗り換えも走る走る。
でも兄宅に着いたのは結局0時をやや回っていた。
「遅くなりましたー、すいません」と帰宅。

「おかえりー」「ふとんしいといたよー」「たのしかったー?」と迎えてくれた兄夫婦。

赤子がいる家にそんな時間に帰ってきてしまって、大変申し訳なく思う。
本当はお叱りのひとつも受けるべき、なのになのに。
ご迷惑おかけしました、本当に。(いや、この日だけじゃないけど。w)

つづく。