The genious behind the music is...

仕事ができないもんで暇で、まだ書いてます。(苦笑)

私は日米二大ソーシャルネットワーキングサイトに登録しています。
どちらにもQueens Of The Stone Age (QOTSA)のコミュがあり、どちらにも登録しています。

最近、書き込みを読んでいて気になったのが、アメリカと日本ファンの違い。
日本のファンはなぜかジョシュ以外のメンバーを尊ぶようなのです。

特に、2003年あたりに脱退したベースのニックを今も惜しんでおり、さもニックなしではQOTSAではない、という言い方をする。

ちがう、ちがうんだ。
QOTSAとは、実際問題ジョシュなんだ。


なんて言い出せないような雰囲気の書き込みがたくさん・・・。
ジョシュ以外のメンバーが「回転ドアのように替わる」とローリングストーン誌にも表現されたQOTSA
それを知らずかヒットしたアルバムが最盛期、黄金時代だという書き込みが目立ちます。


2002年に元ニルヴァーナのドラマーであり現フーファイターズのフロントマン、デイブ・グロウルがドラマーとして参加したアルバム「Songs for the deaf」で、ヒットして知名度がぐんと上がったのは確かですが、何もそれこそがベストだと言い切るのはどうでしょう。
「君がいるだけで」がバカ売れしたからといって、アルバム「オクターブ」が米米の最盛期だなんて思っている米米ファンはどこにもいないはず。(おったらファンやあらへんワ。)同じ原理です(?)。

アルバムを全部、何度も聴いてみた私とDさんの印象では、「Songs for the deaf」だけが「企画モノ」のにおいをプンプンさせた作品。
このアルバムだけすっ飛ばしてみれば、ほかのアルバムには統一感があるんです。
でもそれだけ面白い内容のアルバムであるのに違いはないんですがね。
デイヴほどのドラマーはどこにもいないんじゃないかというくらいすさまじいし。

でも有名な人がたたいてる、ヒットした、それだけで他の作品を見下してしまうのはどうだろう。トロイやアレンのギター・ベースプレイはかなりいいよ?聴いたの?聴いたの?(苦笑)「企画モノ」を追い求めたって、戻ってきませんぜ?

お品書き(メンバー)がコロコロ変わることこそがQOTSAの醍醐味であることを日本のファンのみなさんは忘れてはなりませぬぞ。
そんなバンドある?おもしろすぎ。
Desert Sessionsなどをジョシュが開いて、自由に他のミュージシャンとジャムセッションをしてはリリースしたりしているのも、いい刺激や新しいメンバーとの出会いになっているようです。(前回はPJ Harvy参加でした。)


ジョシュの音楽のセンスとギタープレイと詩人としか思えない歌詞を考えても、QOTSAの音楽に潜む天才とは、彼であるとしか思えないのです。なのでその彼が日本ファンの間でトピックにならないことが不思議でしゃーない。

アメリカのSNSには「Josh Homme is a god」(ジョシュは神である)なんていうコミュニティもあります。w