Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest

Real Pirates of the Caribbean [DVD] [Import]

公開日の翌日に当たる土曜日の午後、見てきました。
昼間のマチネーだし、そんな混んでることもないか、なんて思っていた私たちの大間違いもはなはだしいくらい混んでました。(笑)

まず窓口で、5分後に始まる回のチケットを買おうとしたら、
「あー、今入ると最前列しか開いてないですよ」
と言われ、50分後の回のチケットを代わりに買いました。

映画館内のゲーセンでピンボールでもしようかな、と思っていたDさんも見当はずれ。
すでに長い列ができていました。60人くらいはいたかなあ。

座席に座ってから読もうと思っていた本を結局じゅうたんが引いてある床に座りながら待つことに。
気がつくと、上映開始20分前。列が動き始めます。
私たちの後ろには、前にいる人数の3倍くらいがながーい列を作っていました。


いい席を見つけて腰を落ち着けると、今度は隣の男の子たちの興奮気味な声が。

「Look! She's reading Japanese! She can read our Final Fantacy lines!」
(ホラ見て!彼女、日本語読んでるよ!じゃあ彼女きっとファイナルファンタジーのセリフも読めるんだね。)


私もくるっと振り返ってニッコリ笑って見せれば、会話でもできたのに、妙に意識しちゃって、話しかけるタイミングを失いました。情けない。

多分、ファイナルファンタジーの日本版で遊んでるのか、映画の日本版持ってるかのどっちかでしょうね。カワイイなあ。


なにより驚いたのが、10歳くらいの男の子が人目で私が読んでいるものが日本語だと遠めからでもわかったところ。
アメリカ人なんて、中国語と韓国語と日本語の見分けなんてちっともつかないのが普通ですよ?


やっぱりゲーム・アニメファンはちがうんだなあと思いました。
以前、飛行機で2人ずつ向き合って座る小型機に乗ったとき、向かいの姉弟(12歳から8歳)が、私が日本人だとわかるとえらく興奮して、分厚いポケモンのファイルをおもむろにそれぞれ取り出してきて次々と、「これ、なんて書いてあるの?!」と鼻息も荒く質問攻めに合いました。(^_^;


映画はどうやったんかって?(笑)
楽しめなかったことはないんですが、1作品としてのリズムがなくて、少し長く感じました。

第3作目の予告的役割としてはよかったけど、1作品としての構成ができてないのでそう感じたのかなあと思います。
あと、プロット、ストーリーが多すぎるのもちょっとだけネックかな。
「オイオイこれであと1年また待たすのかよ」というグチもちらほら。

「Lord of the Ring」のように、まとめて作っても、1作ごとが満足できる、きちんと完結した構成になっていれば、よかったなあと。

「はい、これもやりかけ、あれもやりかけ」的な、プロットの出し方は、ちょっとうっといかな。半端な感じ。
結構いい台詞回しとかもあったので、ちょっと残念かな。全体がついていけない感じは。


でもまージョニー・デップサマサマで、楽しみましたけどね。えへ。
シャツのはだけ具合が激しくてグーです。グー。
オーランド・ブルーム?何それ食えるの?」ってくらい、ジョニーにしか目が行きませんでしたとさ。(苦笑)
男は35歳からですよね!(って高校の時から言ってるよ、私・・・。)


キース・リチャーズが出る3作目が楽しみです。