Nacho Libre

hashitan2006-06-18


首をながーくして待つこと約半年、金曜日にやっとジャック・ブラック最新作、「Nacho Libre (ナチョ・リブレ)」が公開されました。

監督は「ナポレオン・ダイナマイト」のJared Hess、脚本はJared/Jerusha Hass夫婦と「スクール・オブ・ロック」のMike White、そして主演がJB。
そりゃ期待も高まりますよ。

今回は子供向けケーブルチャンネルのニコロディアンの制作。
とういわけで、PGです。

メキシコにある孤児院/修道院で育ち、コックとして働くナチョ。
子供の頃からプロレスに憧れますが、カトリック修道院ではそれは罪。
プロレスラーをめざせば、修道院からは追い出されてしまいます。

材料を仕入れるのに十分なお金も与えられない彼は、味のない豆料理と村のレストランから
受け取る売れ残りのコーンチップを譲り受けて、なんとか毎日の食事を用意します。

でも他の修道士からは料理がまずいと言われたり、村での死者の弔いの役目ばかり負わされたり、いじめられる毎日。でもナチョの心の支えは孤児の子供たち。
子供たちのために、となんとか頑張るナチョの前に、高額の賞金がかけられた飛込みのタッグマッチトーナメントのチャンスが・・・。

賞金を得て、子供たちにいいものを食べさせてやろう、とナチョの野望が芽生えます。

と、ネタバレしない程度にあらすじはここまで。
後半ちょっとひきずるかな、もうちょいプロットがあってもいいかな、とも思いましたが
前半はリズムよく、楽しかったし、なによりジャック・ブラックの魅力満載です。
カワイイです。

彼は今回、メキシコのアクセントのある英語でのセリフだったんですが、なかなかです。
アクセントがかえって彼のかわいらしさを全開にさせます。

それにしても、Hess監督は、自分の独特の世界を作るのがとても上手。
音楽の選び方、使い方、ロケーション、そして妙なセリフのやりとり・・・。w
音楽といえば、今回、Beckがいくつもの楽曲を担当。
いいです、マッチしてます。

日本にも行くかな?
大人も子供も楽しめる作品なので、おすすめします。