これで私も社会人

非営利団体だからでしょうか、職員になったからといって名刺がもらえるわけじゃないみたいんです。
きっと、エグゼクティブレベルじゃないともらえないんだろう、と思っていたんですが、もうそろそろ名刺がないのは日本人としてやりづらい。

日本に帰るたび、サンダンス映画祭で日本の団体さんとお会いするたび、渡す名刺がない私。いちいち恥ずかしい。

むー。社会人としてあるまじき状態。
名刺を持っている上司の上司(ホラ、私の上司すら持ってないっしょ)に聞いてみると、備品の部署に頼めば誰でももらえるとのこと。

というわけで名刺を注文。うちの部署の備品予算から出るそうです。
ここで上司とその上司と備品部門のスタッフに同じことをきかれました。


「なんで名刺いるの?」


「たまに『ああ、これからこの利用者はいろいろややこしいことを頼んでくるな』と思うと、名前と連絡先をメモ書きして渡すことがあるんです。」

と答えますが、

「それと、日本人とかかわるときに名刺を持っていないと正式な社会人として見てもらいにくいんです。日本に帰ったときや映画祭のときにペラペラの紙に連絡先を書いたものを渡すしかなくて、少し恥ずかしい思いをしました。」

というと、それはもうカルチャーショックってなリアクションをもらいました。
「はあ〜〜、そういうもんなのぉ〜〜。」

名刺って日本のビジネスマンが使用してたのがアメリカでも広まったんですよね?
普通の会社だとアメリカ人でも持ってるの当たり前です。

まあ日本社会っていうものは、Social Reputationっていうんですか、アメリカに比べて、周りから自分がどう見えるかにかなりの重点を置いているものですよね。
名刺を持つというフォーマルさが信頼性につながる、というような・・・。
必要か必要じゃないか関係ないですもん。
名刺をもたなくてはいけないと思うようになったのにもそういう背景があってのこと。
やっぱり私って日本人。


というわけで、初めて名刺いただきました!!
合計300枚。ちょっと興奮。
12月に日本で配り歩き、1月に映画祭で配りまくります。(笑)