By Your Side

By Your Side

早退したくせに、夜にはライブ行ってまいりました。(苦笑)
13日はDさんの誕生日ということで、前々からDさんが楽しみにしていたんです、ひとりで行かせるわけにはいかなかったし、一日寝てマシになったし、なんせチケット高かったし。(苦笑)広告にはチケット$30っつっといて、実際買うときは会場側が手数料加えやがって$39、しかも会場着いたら今までずっとただだった駐車場が$5。会場内のバーに入るのに会員制だからといって入会費取ってるし・・・。前に並んでたお兄さんがいきなり自己紹介して、会員じゃなかったらスポンサーとして入れてあげる、って誘ってくれたので、私たちは払わないですみましたけど。お兄さんも怒ってたんでしょうねえ。
ムキィー、だまされたぁぁぁ。意地ですね、もう行ったこと自体が。

会場に行く前に、外食しようということで、ソルトレイクいち有名なメキシカン、Red Iguana(レッド・イグアナ)に行きましたが、木曜日なのに外まで行列が・・・。
さっさと会場入りしたかったのであきらめてファーストフード。
誕生日プレゼントにごちそうするつもりがなんか安上がりになっちゃってかわいそうなDさん。

2階にあるバー、結構広いくせにイスがひとつもないでやんの。
病み上がりの私にはつらい。

フロアに下りてみると、めさめさプロ仕様の録音用マイクをセッティングしている人がPAブースの前に。ああ、そうか、ブラック・クロウズ録音歓迎なんだった。
そんなわけでDさんも私のMDで録音。ちっちゃいピンつきマイクをシャツに装着。

結構前の方にまで出て観れました。
クリス・ロビンソン殿下は生でみたの初めて。
濃茶で真ん中わけしたロンゲに長いひげ。
あんたは60年代からタイムスリップでもしたわけ?それともあなたはジーザス・クライスト(イエス・キリスト)?(笑)
なんで2年前のソロツアーのソルトレイク公演突然当日に中止したわけ?なんでだれも中止したの知らなかったわけ?まだうらみに持ってるわよ?(笑)

右腕をまっすぐ上に突き上げてはピースサインを決めるクリス殿下。
日本人の知っているピースサインではなく、ピース=平和、そして反戦の意味を込めたかなり政治的な意味を持っています。とくに彼のやり方では。
見るからにヒッピー。音楽もヒッピー。開演前は、スモークマシーンではなく、束になったお香を何百本もステージのあっちこっちにおいてスモークがわり。それもヒッピー。
お香の香りにつられてか、会場内ではタバコよりも草のニオイが・・・。(苦笑)


観衆はかなり大人中心。
ヒッピーなので平和的でマッシュピットももちろんありません。
音楽的にもそういう感じじゃないからだろうけど。
とにかくクリス殿下がステージで小気味よくピョンピョン飛び回れば、観客も踊る踊る。


ところが、あまりなじみないのと病み上がりだったので、私は途中であきてしまいました。
足が痛くなり、頭痛も戻ってくるし。
Dさんに2階にいると伝え、じゅうたん張りの広いバーの片隅で座り込んでました、終わりまで。みんな「なにこの子ひとりだけ座り込んでんの?」って感じでいぶかしげな顔をして通っていきますが、ひとり良心的なお兄さん(たぶんスタッフ)が声をかけてくれ、具合が悪いので座ってる、というと、「お水もってきてあげようか?」なんてやさしい言葉。

かと思えばナンパっぽいお兄さんが横にいきなり座り込んでいろいろ話しかけてくるし。
はじめあまり相手にしなかったら連れに引っ張っていかれ、また戻ってきたし。
まあ時間つぶしになったからいいですけどね。
ビールおごったげようか?っていわれましたけど、病み上がりですからやめときました。
っつーか具合悪いひとに酒すすめんなよって。(苦笑)
結婚指輪したままナンパされたの初めてでした。ちょいびっくり。

Dさんが本編が終わったところで迎えにきて、下でアンコールを観ることに。
しかし、アンコールはビートルズの「Don't Let Me Down」1曲のみ。
まあ前座なしで2時間以上演奏しましたからね、それでいいんでしょう。
最後に全員ならんで、まだもう1曲とねだって歓声を上げ続けるファンに長い間丁寧に手をふるメンバー。そして名残惜しげにステージを去っていきました。

Dさんはしきりに、「楽しかった。またバンドが一緒になって演奏してるの観れてよかった。」と繰り返していました。

ちなみにクリス・ロビンソン殿下のお嫁さんは、ゴールティー・ホーンの娘のケイト・ハドソンですよ。