お手洗いを我慢していたわけではないらしい

先週、Dさんのお父さんが義姉にあたるDさんの伯母さんの葬儀のため、車で長男Lさんとアリゾナへでかけました。

すると道中でお義父さんにお手洗いにいけない症状が発生。
お手洗い(小さいほう)に行きたいのに、どうしても出ない。

アリゾナで救急に駆け込んで、とりあえず尿が出やすくなるお薬をもらって解決。しかし戻ってきてからまたその症状が出て、金曜日にまた病院へ。

家購入関係の相談もあったので、昨日の日曜日に訪問してきました。
今日(月曜日)の朝から尿道をきれいにする手術の予定でした。今頃はもう終わって休んでいることでしょう。明日には退院予定。

お義父さんは76歳。
朝鮮戦争中は私の出生地・兵庫県伊丹市(現在の自衛隊基地)に駐屯していた軍隊出身の体の丈夫な人です。(ユタで出会ったアメリカ人で「伊丹」という地名を知っていた人はお義父さんしかいない。)

でもバリバリ元気に家庭菜園にいそしんでいて、昨日も袋いっぱいに取れたての立派なインゲン豆とスクワッシュとキュウリをいただきました。

こないだ寄ったときは屋根に上ってLeaf Blowerで雨どいの掃除してたくらい元気なお義父さん。

昨日は長男Lさん一家とLさんの長男W君一家も登場。W君とこのニコニコ新生児がとても愛らしい。いつもニコニコしているベイビー。アイドル状態。(笑)どうしたことかと思いきや、何やらモルモン式手術成功祈願ともいうべき儀式(?)のためにいらしてました。

まずはW君が小瓶に入ったオイルのようなものをお義父さんの後頭部にふりかけ、お祈りを始めまいした。

これで終わりかと思って口を開きかけた私の腕を、Dさんぐっと握り、「しーーっ」と人差し指で制御。

ここで終わりではなかったのです。
こういう祈願は二人でするもんらしい。

そしてLさんがながーいお祈りで締めて終わり。

いやあ恥ずかしかったなあ。
中学の時会議中の職員室にズカズカ入って行ったときみたいな恥ずかしさ(あれほどではないけど)。

嫁入りしてから初めて目の当たりにした光景でした。
赤ちゃんの祝福洗礼とか、8歳児の洗礼式には何度か出席しましたが、これはほんとに初めてでした。

信じる信じないは別にしても、こういうことをやって気持ちが少しでも和らいだらいいんですよね。本人も家族も。
手術前のあの緊張感がわかるし(←盲腸摘出経験アリ)、無事に済むよう願う気持ちもわかる。

最後はみんなちょっと高揚した感じで、ハグで終わりました。
術後の経過が良好だといいんですが。
お義継母さんに電話してみようっと。