喧嘩納め

こっちはまだ大晦日
日本のみなさん新年早々すいませんね、こんな話で。

晦日、夫婦そろって出勤。
昼休みに喧嘩。
誰もいない休憩室で口喧嘩。

喧嘩の原因は・・・炊き込みご飯。(笑)

使った炊き込みご飯の素の味がイマイチらしい。
でも延々と何がどう入っているだの、細かく聞いてきて、液状の出汁が原因だとかうんたらかんたらウルサイ。

日本食の出汁が苦手って結論勝手に出してるけど、昨日作った里芋の煮っ転がしはウマイウマイって食べとったやないか。

私は私で、私がおいしいと感じるものをそんな風に感じるDさんの現実にヘコむ。子供ができてもDさんだけ別メニューとかしなきゃいけないのか、というリアルな不安が胸を掻き立てる。

大体、作ってやってんのに「味が変」とか言うから日本食をだんだん作らなくなって、今はほとんど作らなくなったのに。

味が変なんじゃなくてオマエが慣れてないだけやろ。
ってツッコミたい。

文化の違いを「違い」として受け止めずに「良し悪し」で受け止められるのが頭にくる。

しかも、昨夜作って一緒に食べたときは何も言わなかったし、「これ明日お昼に持っていく?それとも冷凍のランチもって行く?」と優しく聞いたときに「うーん冷凍ランチ好きなの残ってないから」と自ら炊き込みご飯を持っていくと言ったのはDさんだ。

それを仕事中の合間の30分休憩の間にグダグダ文句を言う。
こっちは笑顔で仕事にもどらなあかんのに。

ストレス度が一気に上がる。
誰もいないとはいえ、職場の休憩室で白熱して声のボリュームを徐々に上げるDさんに、日本人の私はとてつもないストレスを抱く。が、そういうことをいうとまた怒られる、ので黙る。
(意味もなくそんなこと気にして、とアメリカ人は思うらしい。)

これ以上上がると仕事に戻れないくらい感情的になりそうだったので、さっさとひとりで退席する。ちょっと怒った感じでDさんに呼び止められたので、振り返って一言。

「I don't wanna sit there and listen to your ciriticism.(おとなしく座ってあんたの文句聞いていたくない。)」

自分の部署に戻るまでの廊下で、気持ちを何とか落ち着けて切り替えて仕事に戻ったわけですよ。
プンスカ怒ってDさんが押しかけてきたらどうしよう(笑)、なんてちょっと思ったんですがさすがにそれはありませんでした。おとなしく自分の部署に戻ったようです。

晦日に喧嘩かよ・・とドヨ〜〜ンとした気持ちにもなりますよ。
文化の違いなんだろうか、これはこれから夫婦間で問題になっていくんだろうか、とか私も考えすぎますよ、そりゃ。

デスクにつくと案の定「ごめんなさいメール」が届いていました。
喧嘩する最中いつも思うんだよね、Dさんがやいやいうるさくて私がむっつり黙ってる間。「絶対あとで謝るのはオマエだ」ってね。

鬼嫁とでも呼んでください、エエ。