安もん入れるとこうなるのかしら

新しい設備というものには、よりよい機能性が期待されるわけですが、当図書館にはなぜか、皮肉にも新しい物ほど性能が悪い、という傾向が見られるのです。

当図書館には、60年代に建てられた建物のエリアと、1996年に増築された新しいエリアがあります。やや複雑ですが、中はもちろんつながっています。

重いものも運べる業務用のエレベーターが館内に新旧合わせて6台あるのですが、60年代のものが一番、スムーズな動きだし、スピードもまあまあ、運転は安定です。たまーに、床と段差がややできるときがあるくらい。

ところが、96年に導入されたシ○○ラー社製のエレベーター3台は、どれも、ボタンがちゃんと作動しない(単純なテクノロジーだろうに)、ガタガタ揺れる、動くのがやたら遅い、とまったくもって性能が悪いのです。

一番新しいエレベーターは今年導入されたスタッフ専用のもので、これまた遅いんだよ。扉が閉まるのも遅いし、動くのも遅い。ボタンの配置もよくわからんデザインだし。

トイレなんですが、これまた96年に作られたお手洗いは、デザインはよくても、機能性がまずい。
水がまっすぐ流れ落ちる設計で、しかも勢いがすごい。
勢いがすごくても、流す機能が悪い。
流すとやたらとおつりをペッペペッペと返してくるんです。
というわけで、流すときはレバーを押して、ドアの内側に張り付くか、飛び出すくらいの準備がないと、おつりをもらってしまいます。(笑)

60年代に作られたほうは、水が便器を回るように流れるので、おつりは帰ってこないは、流れはいいわ、機能性としては断然いい。

Dさんは「It's just bad engineering.」(設計・構造デザインが悪いよね。)

ほんと、皮肉ですよ。
40年前のもののほうが機能性が高いなんて。