この人にしかできないインタビュー

気持ちの整理も兼ねて「全米」(ゼンマイ)を読んでいます。

かつてパチパチでずーっと米米担当だった、佐野恭子さんというライターさんが、久々にメンバーをインタビューしたこの1冊。
ひとりひとりのロングインタビューもあって、切々とこれまでのことや8月時点でのことが書かれてあって、私のようなマニアは本当にうなずきながら読める一冊です。

またこの佐野さんて人がすごいんだ。
突っ込みどころや、質問の流れ、そして本人らが忘れているようなこともマニアックなファンのごとく詳細に覚えていらっしゃる。
大体今回の復活期間中にインタビューした人で、歴代のBHBの正式名をサラッと言えちゃう人なんていませんよ。

最初の2・3行読んで、あ、これ佐野さんだ、と思ってクレジットチェックしたらそうなんだもん。すごい嬉しかった。

熟知していないとできないインタビュー・テクニックです。
インタビューされているほうも、いらん説明をしなくていいし、以心伝心的に会話をしている感じでノビノビした感じだし。

やっぱりこの人じゃないとって読みながらおもいました。
ご指名が米米のほうからあったのでは?

いやしかし、佐野さんの米米に対する理解度はハンパじゃないっすね。
新しいパチパチの担当さんには申し訳ないけど。

昔からライブレポートも、視点がコアなファンとまるきり一緒!
そんなレポート書ける人は他にいない、と知り合いのファンもみな同意見。

って、ずっと佐野さんの記事を読んでいて、実は佐野さんの記事のファンでもあったんだなあと今更気づく私。

その後、インタビューから実際にライジングサンやシュークのライブのレポートを読んで、声を出して笑いながら読みました。
彼女の文章臨場感アリスギ。(笑)
シュークのなんて感情まで同じだから、なんか泣けてきたっちゅーの。
佐野恭子さんバンザイ。