震災から11年

11年経ちましたか。
本当に早いもんです。


ただ今、うちの大学図書館は、耐震工事の真っ最中です。
3年くらいかかるらしい。
5階建てで、上の階ほど広く、蔵書が多いこの建物は、みるからに危なかったのですが、
専門家の判定を受けてから、この何億円もかかる工事に踏み切ったそうです。
もちろんほとんどが寄付や国(州やFEMA)からのお金でやってるそうです。


なんでこんな内陸地で地震の心配?
実はキャンパスの西を走る道路に断層が走っているそうで、しかも
20年も前から、50年以内に大規模な地震が起こると言われているそうなのです。
地理かなんかのクラスでも、ユタ北部を走るワサッチ山脈は動いているとか。


別に怖くはないですね。
なんか落ち着いてます。
11年前、偶然が命を救ったり、奪ったりした話を聞いてから、
ジタバタしたって私には何をどうすることもできなんだなあと実感しました。
それからもう地震におびえる気持ちはなくなっちゃったような気がします。


人間、死ぬときは死ぬんだ。


そう思えるようになってから、「今しかできないことをやろう」という気持ちが
強くなったような気がします。
渡米したのも、兄の強い勧めと、そういう気持ちがあったから踏み切れたからではないかと。

ただ、揺れ自体にはまだまだ体が反応するし、この時期はちょっとふさぎ気味になるのは確かですが。


まだ17歳だった同級生に恥ずかしくないように、これからも、後悔しないように生きていきたいです。