おバカさんでも院生やってられるんですか?
今日はイジワルモードっす。
発散させていただきまっす。
感謝祭が先週の木曜だったんですが、翌日金曜日もお仕事お休みでした。
んなわけで4連休だったのです。
日曜日はほぼ発熱でダウンしちゃったけど、お買い物やなんやら結構楽しく過ごしました。
連休明けの仕事量は必ず多いんです。
ILL(Interlibrary Loan=図書館相互貸借)のシステムは、オンラインでしかリクエストの申し込みができず、スタッフがいちいち汚い手書きのリクエスト用紙をタイプする必要がなくなったのはいいんですが、24時間ひっきりなしにリクエストを受け付けられるようになったんですね。
教授って人たちは必ず休みの夜中に大量にリクエストするんですよ。
これが4連休だったからあなた、尋常じゃない仕事量が月曜日には待ってました。
しかも連休中に遅い冬がやっときて、雪が降り、気温が氷点下に下がり、するとどうなるかってーと、必ず病欠が出るわけです。
月曜の朝出勤すると、Borrowing(うちの利用者のために他の図書館から借りる)はリクエストが200を余裕で超え、ILLシステムは「Code Red」状態。
しかも、教授専用のサービスを担当するバイトの子が病欠。
するとスーパーバイザの私がカバーすることになるんですよ。
しかも、数名の教授がおんなじジャーナルからアホほど記事をリクエストしてるし。(その数合計89)
1日10までにしてくださいってお願いしてるのに・・・。
4日分で40入れちゃえって、そういうことなん?(涙)
かと思いきや、Dissertation(学術論文。60ページ以上は普通ある。)のAbstract(要約。1パラグラフ程度。)を30もリクエストを送ってきたおバカさんまで登場。なぜ彼女がおバカさんかというと;
- 彼女は大学院生で、アメリカ人なのに、「Dissertation Abstract」という英語の意味を理解できていない。
- 20も論文を3週間の貸し出し期間内に読めるわけがない。ただ興味があるかもしれないものを無計画にむやみに無差別にリクエストしている。
- 彼女にコストがかからないからといって、図書館にコストがかからないと思ってやがる。(UPS使ってんだぞ!(`□´)ゴルアァ!)
大量にこんなリクエストができるのは、データベースから直接ILLに自動的にフォームを書き込んでくれる便利な機能があるからなのです。
クリック数回でリクエストできてしまうというもの。
これでよく大学院生(graduate)やってると思いますよ。
上司もびっくりしてそういってました。
結局上司がぜーんぶ以下の理由でキャンセルしたおしてあげたそうです。
- あなたは論文ではなく論文の要約をリクエストしています。要約リストは当図書館にすでにあるので(他の図書館に金払ってコピーして送ってもらう必要がないので)キャンセルします。
- この論文そのものが欲しいなら、オンラインでこのデータベースからPDFで開くことができますので(他の図書館に金払って貸してもらう必要がないので)キャセルします。
- この論文はわが校で発行されたもので、当図書館の蔵書ですので(他の図書館に金払って貸してもらう必要がないので)キャンセルします。
これが大学生(undergraduate)ならわかりますけどね、リサーチペーパーとか慣れてないでしょうから。よくありますよ。まあ20以上も間違ってリクエストしてくる人なんていませんけど。(苦笑)
ちうか、ネイティブスピーカーなんだから、Dissertation Abstractっていう英語の意味を理解しようよ!
1・2回生のときのWritingのクラス、サボってたんでしょうね、この人。
引用の書き方読み方、リサーチの仕方なんか結構やったけどなあ、私のときでさえも。引用のあれこれをちゃんと学んでいたら、そんなに難しいことでもないのに。
まあ、そんなわけで、グチでした。
ふうースッキリした。
忙しいときにこんなことされるとストレスになるうーいうねん。