Utah State Fair

週末は、友達を誘ってUtah State Fairに行ってきました。
これは何かというと、ユタにまつわる産業や商業がブースを出して出店したり、家畜とふれあえたり、移動遊園地が設置されたりする、まあ日本で言うお祭りみたいなもんですね。

ユタに来て6年経つのにまだ行ったことのなかった私。
一緒に来てくれそうになかったDさんが旅行中なのをいいことに、友達と行ってきました。

こういうお祭りは英語ではよくCarnival(カーニバル)と言われます。
CarnivalにはCarnivalらしい食べ物が、ちょうど日本でお祭りの屋台のように
あって、そこでしか食べられないものもいくつかあります。

友達もアメリカ市民ですが出身はイランなので、食べたことないものを食べよう!
と意気込み、いざ出陣。

私たちの目にとまったのは、「Turkey Leg」
ターキー・レッグって、七面鳥の足?そのまま?それとも形が似た食べ物?
よくわからずとりあえず二人でひとつ注文。
出てきたのは鶏の7倍くらいの大きさのドラムスティック(手羽元?)。
長さ25センチ近くありました。

ぎえ〜と言いつつも、ベンチに座ってつまんでみると、長い時間かけて
ローストされたようで、結構おいしい。


ベンチの先にあるステージではなにやら催眠術ショーが繰り広げられております。
ステージ上のいすに座ったまま眠っている男性6名。5名が10代で一人が50代のおじさま。

司会者はつぎつぎと考えられるだけのハズカシメを参加者に実行させます。

「君たちはスターだ。ビレッジ・ピープル(Village People)のメンバーだ。さあ立ち上がってファンの歓声に答えよう」という合図とともに「YMCA」が流れ、唄って踊らされる男性人。

一人の少年を立たせて命令します。
「あのおまわりさんのところまで歩いていって、彼のおでこを5回たたいたら、君は眠ってしまう」。少年はつかつかおまわりさんの前に出て、デコをマジでペシペシとたたいたと思ったら、おまわりさんの腕の中に落ちるように眠ってしまいました。


本当かなあ。
終始疑い深い私。


今度は「君たちはモデルだ」と言ってキャットウォークをさせる司会者。
「ズボンは脱ぐなよ」という注意にちょっと笑ったが、それぞれ前に出てくねくねやり始めた。

催眠術って本当にあんなふうに効くのかなあ。
自分でかからないと信じないだろうけど、かかって変なことやらされるのも嫌だしねえ。(笑)


さてさて、次はチェーンソーで丸太から彫刻を1時間で彫ってしまう芸術家のデモンストレーション。いろいろな太さのチェーンソーを駆使して丸太を切っていきます。
どんどん集まる観衆。
20分後には熊の形がほとんど出来上がってしまいました。すごい。
となりのブースでは売ってますよ、数々の作品を。

歩くだけ歩いて、5分マッサージもやってもらって、冷蔵ケースに入った実物大のバターでできた牛の彫刻も見に行きました。

さあまたなんか食べる?となって目についたのは「Steak on a Stick」(串さしステーキ)なるもの。でかい牛肉の串焼きでした。結構おいしかった。


ポテトフライ(French Fry)を食べたいという友達についていって売店に行ってみると、
Apple Fry」というサインが。
「りんごのフライ」という意味ですが、写真ではパン粉をつけて揚げたスティック状の
りんごが四角い紙皿に盛ってあるのですが、その横にはやまもりのホイップクリームが。


うげえええ。

気持ち悪い、そんなコンビネーション。

友達が自分でも「うげえ」と言ったあとに、やたら私に勧めてきます。
そんなの買うかいな。自分でも食べへんくせに勧めよってからに。(笑)


あと気がついたのは、州内のいろんな町から遊びに来ているらしい人たちが多く、
80年代の髪型とファッションがあっちにもこっちにも。
ああ、そんな熊が鮭獲ってる絵がでかくプリントしてあるシャツなんか着ちゃ・・・。

ステージではアマチュアのカントリー歌手があまり上手でない唄を歌い続け、
観客もさめざめ。でもオネーちゃんだから眺めとく、って感じのおじさんばかり。

今年のCMが映画「ナポレオン・ダイナマイト」のキャラクター、ナポレオンとペドロ
だったので、一応Tederball(ポールの先に付いた長い紐の先に付いたボールを叩いたり投げあったりして遊ぶ子供の遊び)のグラウンドがあったのはちょっとかわいくて笑えました。


http://www.utah-state-fair.com/



このサイトにいって「Napoleon's Sweet Ads」というリンクをクリックすると
テレビとラジオのCMの全バージョンが観れます。
CMだけはよくできてました。(苦笑)